「手付金と頭金の違いって何だろう」って思ったことはありますか?
不動産売買の契約時にスタッフがよく使う言葉ですよね。
この2つの違いをきちんと理解していない方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では手付金と頭金の意味や違いについて詳しく紹介していきますのでご覧ください。
▼手付金とは
不動産の売買契約時に買主から売主に支払う金額のことで契約成立を示す証拠になるものです。
支払い金額は最終的な売買金額の10%前後が一般的です。
また買主・売主どちらも契約を一方的にキャンセルしないようにする保証として、担保の役割も果たしています。
ちなみに、買主がキャンセルした場合は手付金を放棄する形になります。
売主がキャンセルした場合は手付金を全て返却した上で、同額を買主に支払うことになります。
▼頭金とは
住宅ローンを使って家を購入するときに、最初に自己資金で代金の一部を支払う事です。
住宅価格から住宅ローンの借入額を引いた額が頭金です。
この金額を最初に支払うことで、月々の住宅ローン返済額が軽減されるというメリットがあります。
■手付金と頭金の違い
手付金は契約時に支払う金額のことで、頭金は住宅価格の一部を支払う金額のことです。
この2つの違いとしては、手付金は必ず支払いが必要になる費用で、頭金は必ずしも必要という訳ではありません。
ちなみに、頭金0円で住宅ローンを組むことを「フルローン」と言います。
これには頭金を確保しなくていいというメリットがありますが、金融機関の審査が厳しく返済金額の負担が増えるというデメリットもあります。
以上が手付金と頭金の違いです。
この違いを覚えておくと、住宅購入時にスムーズにやり取りができるようになりますよ。