1.Q:チラシやネットで広告されている物件は本当にあるんですか?
A:原則存在します。
現在は不動産関係の法律で厳しく規制されており、全く架空の物件をチラシに載せる事はまずありません。
しかし、広告は必ずしも毎日更新される訳ではありません。本当に良い物件はチラシ・ネットに載った時にはもう売れてしまっている可能性がありますので、営業マンと仲良くなりチラシやネットに載る前に情報を貰いましょう。
2.Q:不動産を購入する場合の希望条件の優先順位はどうやって決めていけば良いですか?
A:まず決めるのは「予算」かと思います。
現金購入であれば預貯金と収入の兼ね合い、ローンで購入する場合は月々いくら払えるのかを考えなければいけません。
「予算」を確定させないと夢物語で終わってしまいます。
その後、地域・物件の広さ・間取り、周辺環境、生活環境、アクセス、お仕事、学校等様々な条件の中から整理して優先順位をお考えいただければ良いかと思います。
3.Q:契約の際の「手付金解除」と「違約金」の違いを教えてください
A;相手が契約の履行に着手するまでは、手付金分を損することによって解約出来ると言うのが、手付解除です。
この場合は、契約違反や違約ということではなく、手付放棄、手付倍返しでもって契約を解除するということになります。
これに対して違約金というのは、契約違反があった場合や、手付解除日以降の解除、相手方が契約の履行に着手した後の解除等になります。
この場合、自らの債務を提供し、相当の期間を定めて相手方に催告し、契約を解除することができます。
一般的には、違約金は手付金相当額もしくは、売買代金の2割という感じで前もって定めている契約形態が多いです。
手付金と違約金は法的には別物ですので、手付金と違約金が両方発生することはありません。
違約解除の場合でも、手付金は返還(相殺)されます。
4.Q:不動産売買の場合、庭に置いてある庭木や石は買主のものになるのですか?
A:売買不動産の敷地にある庭石や樹木はどうするのかを不動産売買契約の前にはっきりすることが一般的です。
敷地にある動産物や庭木・庭石はこの契約に含まれるのかを売買契約書に記載するはずですので、物件を見学する際に不動産業者等にまず確認されることをおすすめします。
5.Q:家を購入し引越しをする場合、今住んでいる賃貸の解約はどのタイミングでするのがベストでしょうか?
A:購入される物件の引渡しが終わってから解約するのが一番安全な方法です。
不動産取引はスムーズに進行しない場合があります。
明日お取引だと言っても、当事者が事件に巻き込まれたり事故にあったりした場合は不動産取引どころではなくなります。
やはり、金銭の授受を行いカギがお手元にわたってから解約の手続きを行うべきで、重複家賃も諸費用の一つだと割り切りましょう。
しかし、大家さんや管理会社には購入契約を進めている旨は前もってお伝えするべきで、万が一購入できない場合は引き続き賃貸する等、お話するのがマナーだと思います。
6.Q:申込金と手付金はどう違うのですか?
A:気に入った物件が見つかり、購入を希望しようとした場合、購入申込書を記入致します。
この時、支払うのが「申込金」です。
次に、「手付金」は契約時にお支払いするお金です。
「申込金」はキャンセル時に返金されますが、「手付金」はキャンセル時には返金されません。
契約時に当然説明がありますが、トラブル防止のためにもこのことはよく覚えていてください。
7.Q:住宅購入において、ローンを組むのと現金で買うのとサービスや費用に差は出ますか?
A:サービスはどちらで購入されても同じです。
融資であろうと審査に通れば現金購入と同じことです。
ただ、現金購入の場合は「諸費用」といったところで
差が出てきます。
現金購入の場合、登記の際の「抵当権設定費用」ローンの「事務手数料」「保証料」といったものが
不要になってきます。
8.Q;インターネットや広告で気になる物件を見つけたのですが、そんな物件でもそちらで紹介してもらえるのですか?
A:はい、もちろんです。
インターネットや広告されている物件はどの不動産業者でも仲介可能です。
金額交渉等なかなか個人の方が不動産業者相手に言いにくい部分があると思いますので、そういったところもお任せください。
また、物件によって個別に不動産屋を回っていくよりも時間短縮にもなりますので是非当事務所にお声掛け下さい。
9.Q:複数の不動産業者に行っても同じ物件ばかり紹介されます
A:基本的にどこの不動産業者でも、資料はほぼ一緒です。
なぜなら不動産業者間で情報を共有しているからです。
なので何軒も不動産屋に行くよりは一軒の不動産屋でじっくり物件を選ぶほうが効率が良いです。
基本的な資料の他にその不動産屋独自の物件というものも実際ありますが、業者を一件に絞っておくと営業マンとも仲良くなり、お客様のご要望をに沿って担当者が物件を探してくれたり、ご自身の条件を一から説明しなくても良いといったメリットがあります
10.Q:良い物件を見つけるにはどのようにすればいいでしょうか?
A:実は良い物件というのは人によって違いますし、見方を変えればすぐそこにあります。
プロ目線で希望に合う良い物件と思って紹介しても、お客様が決断しないことがあります。
それは営業マンとお客様の「正確な」情報の共有がなされていないからです。
まずはお客様自身の希望条件を営業マンに赤裸々に伝えることです。
格好をつけて希望条件を伝えてはいけません。
物件を見つけるのは素人のお客様より、間違いなくプロの方が上ですから。
なので物件探しはプロに任せてお客様はより「正確な」希望条件を伝えることにエネルギーを集中してみてください。
そのお話の中で誠実でない営業マンであれば代えればいいと思います。