成約価格とは何か?売り出し価格との違いについて

「成約価格」という言葉をご存知でしょうか?
不動産屋さんに言った時などに、耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
では実際どういう意味なのでしょうか。この記事で詳しく紹介しますのでご覧ください。

▼成約価格とは
不動産売買で売主・買主が話し合って決めた最終的な価格のことです。
取引成立時の価格を指し、交渉して売れた価格のことを指します。
ちなみに不動産仲介会社が査定を行うときは、この成約価格を参考にして決めます。

▼売り出し価格とは
不動産の広告に掲載されている価格のことです。
「この金額で売りたいです」という希望の条件額です。
この価格は不動産会社へその物件を査定依頼し、売主の希望価格や事情を考慮して決める場合が多いです。

■成約価格と売り出し価格の違い
結論から言うと、成約価格は売り出し価格より安い価格になることが多いです。
売り出し価格に対して、買主が値下げしてほしいという場合に売主と交渉して決めた値段が成約価格です。

在庫を抱えてしまった場合などで成約価格が下がる場合があります。
相場よりも高い売り出し価格を設定していて買い手がつかないと、相場を下回る結果になります。

ちなみに、売り出し価格と成約価格の差のことを乖離率と言います。
乖離率は以下の式で表します。

乖離率=(成約価格-売り出し価格)÷売り出し価格×100

乖離率は成約価格が売り出し価格を下回ればマイナスになります。
ゼロに近づくほど売主の希望に沿った価格で売れたことを指しています。

▼まとめ
成約価格は最終的に売れた金額を指し、売り出し価格は希望条件額を指します。
実際に交渉次第で売り出し価格より成約価格が下がるケースがあります。
売り出し価格という言葉を見つけたら、値下げできるのか確認してみて下さいね。

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