1.Q:購入申込書を書いたら買わなければ必ず買わなければいけませんか?
A:そんなことはありません。購入申込書は購入の意思を示し、交渉権を得るための書類なので提出後にやむを得ず契約を断りたい時は、契約前でしたらペナルティなしで申込みを撤回することができます。しかし、購入意思がはっきり決定していない段階で、物件を抑えるために申込書を書くことは避けるべきです。
2.Q:未公開物件とはどういうものでしょうか?
A:不動産ポータルサイトや不動産情報誌に掲載されていない物件、或いはレインズ(国土交通大臣指定、不動産流通機構)に登録されていない物件でいろいろな事情で表立って宣伝をしていない物件のことです。ご紹介の速さや希少価値を、お客様にアピールするためのセールストークとして利用されることがありますが冷静に判断してください。また、その会社だけでなく他社でも、同じ物件を取り扱えることもありますのでじっくりと物件の検討をしてみて下さい。
3.Q:家を買う時は何件くらい物件を見て購入する人が多いですか?
A;さまざまです。1件見ただけで即決される方もいらっしゃいますし、希望通りの家を何件見ても決断されない方もいらっしゃいます。しかし購入時は同じ物件でも昼と夜、平日と日祝日に分けてご覧になられることをお勧めいたします。日曜日に来たら静かな環境だと思ったのに、平日に来たら近くで工場の音がしていた、といったこともございます。ご購入をお考えの物件には、一度でも多く足を運ばれることをお勧めします。
4.Q:家を買いたいのですが物件選びの条件が決まりません。何から決めるといいでしょうか。
A:まず、ご希望の優先順位をもう一度絞って見られてはいかがでしょうか。通勤やショッピングの利便性を優先させるべきか、子供さんの通学の便利さを取るべきか、お家の広さや間取りを優先するべきか、自然環境の良さを取るべきか等、ご家族でお家選びの優先順位をもう一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。ぜひ皆さまの思いのいっぱい詰まった素敵なお家をGETして欲しいものです。
5.Q:家の購入を考えています。新築か中古か迷っているのですが、どういう基準で選んだらいいでしょうか。
A:ご予算内に応じて新築または中古住宅を選ばれると良いと思います。新築住宅をご希望されるお客様も多いのですが、毎日の生活の方がもっと大事だと思いますので、あまり住宅に資金をかけすぎないことも大切です。
6.Q:マンションか戸建てか迷っています。どういう基準で選んだらいいでしょうか。
A:マンションは、電車の駅から比較的近い位置にある場合が多いので、生活の利便性を選ぶならマンション。ご家族の多い方なら間取りの多い一戸建てがお勧めです。しかし、どちらにせよご自身もしくはご家族が住みたいと思える方を選ぶべきでしょう。
7.Q:物件を見に行った際は、どこをチェックするといいでしょうか。
A:まず外観からは外壁にヒビが入っていないかどうか、瓦がずれていないかどうか。室内ではドアがスムーズに開閉できているかどうか、隙間があいていないかどうか。歩いた時に床がしなったりしていないかどうか等、一般のお客様でも簡単にチェックできるところがあります。
8.Q;契約から入居までは、どれくらいの期間を考えておけばいいでしょうか。
A:住宅ローンをご利用される場合は、ローン手続きの期間が必要ですので、物件が空家であってもご契約からご入居まで通常1ヶ月~2ヶ月程かかります。また、売主様がご入居中の物件をご契約された場合は、売主様が退去されてからのご入居になりますので、ご入居までの期間が3ヶ月以上かかる場合もございます。
9.Q:中古住宅の購入を考えていますが、注意するポイントを教えてください。
A:新築住宅との大きな違いは、売主の契約不適合責任期間(売買の目的物に隠れたる欠陥があった場合に、売主が負うべき責任の期間)です。新築の場合は、建物の欠陥部分につき、売主に10年間の修復義務がありますが、中古の場合は、売主が個人か業者かによって違います。中古住宅を購入して引き渡しを受けた場合、建物の主要構造部分等に、万一契約不適合(欠陥)が見つかった場合、個人が売主だった場合は通常は免責、業者が売主だった場合は、2年間売主に契約不適合責任期間があり、その期間内は、売主が建物の欠陥を修復する義務があります。但し、その期間が経過した後に見つかった場合は、買主負担で修復することになります。売主が個人の場合は、契約不適合責任が免責ということが多く、その場合、物件の購入後に建物の欠陥が発見されたとしても、売主にその修復を要請することができません。
10.Q:中古住宅の場合、リフォーム費用は、通常、売主と買主どちらの負担になりますか?
A:売却希望者が居住中のまま売りに出している場合も多く、その場合、住みながらのリフォーム工事がしにくいこと、リフォームそのものが個人の好みが強く反映されることなどにより、住宅購入後に買主が、ご自分の費用負担でリフォームを行なうことが一般的です。不動産業者が売主となって住宅を販売する場合で、リフォーム済みの物件は、数多くありますが、この場合、リフォーム費用が価格に上乗せされているのが一般的です。個人の売主がご自分でリフォームしてからお家を売却に出すケースは、比較的少ないと思います。